代打の切札
「代打の切札」は、OCR(Optical Character Recognition、光学的文字認識)の仕組みを利用して、手書きの文字をスキャナまたはFAXで読み取り、PCで利用できるテキストデータに変換し修正するシステムです
「代打の切札」の特徴
使いやすいデータ修正画面 | ミスの件数が減少 |
---|---|
最大の特長は直感的で使いやすいデータ修正画面です。不正なデータや誤認識(OCRが文字を間違って認識してしまうこと)の修正が初心者でもすぐに行え、効率よく作業できます。 | 勤務表の勤務時間や注文書の注文数などの合計を自動計算し、記入ミス・入力ミスを検出します。自動処理することによって手作業による入力に比べてミスが減り、作業時間が短縮される上に、より正確なデータを作成することができます。 |
作業進捗のサーバー一括管理 | 効率の良いデータ管理 |
作業の進捗情報はサーバーで一括管理され、リアルタイムで確認できるため、スタッフ間で作業の進捗・分担状況を口頭で照らし合わせる必要がなくなります。 | 読み取った画像や認識結果は、条件を指定して検索することができます。任意のデータの照合や出力などが迅速に行えます。 |
入力作業の簡略化 | 計算チェック |
書類をスキャナまたはFAXでスキャンし、内容の読取と計算を同時に行います。 | 勤務時間や注文数などの合計を自動計算し、計算ミスを検出します。 |
「代打の切札」の利用イメージ
ステップ① | スキャナ、FAX、複号機で読み込まれたデータを代打の切札が導入されているサーバに送る |
---|---|
ステップ② | 前処理として、受信した画像データを修正・補正してOCR処理のしやすい状態にする ※オプション機能あり |
ステップ③ | OCR処理をする。 ※オプション機能あり |
ステップ④ | OCR処理後、修正クライアントはデータベース(DB)に保管されているデータの誤認識修正を行う |
ステップ⑤ | 管理者により過去のデータの確認や出力を行う |
ステップ⑥ | CSV、テキストなど用途に合わせたファイル形式で外部に出力する |
※実際の導入事例はこちらをご覧ください。導入事例
「代打の切札」の機能紹介
前処理
FAX画像修正(オプション機能)
タイミングマークを検出して、縮小された画像の伸縮補正・傾き補正、またノイズ除去を行います。異なった用紙サイズで送られたFAXも、OCR可能なサイズに補正します。
非定型帳票オプション(オプション機能)
様々なレイアウトの帳票を設定し、自動で判別することができます。これにより、異なる帳票をまとめて読み取ることが可能になります。※オプション機能
OCRリーダー
「OCR リーダー」は、スキャナで取り込んだ画像、およびフォルダに保存された画像ファイルに対して、OCR処理を行うプログラムです。帳票設定ツールを使って様々な帳票をOCRリーダーに設定することができます。
OCR処理後の認識結果はデータベースに保存されます。
チェック修正
「チェック修正」は、 OCR リーダーで OCR 処理された認識結果を修正するためのプログラムです。2種類の(2段階の)チェック機能により、誤認識の修正作業を短時間で効率的、且つ高精度で行うことができます。修正後は、 データを指定したパスにテキストファイルとして出力します。 テキスト出力後に連動して、他のプログラムを起動させることもできます。
チェック機能1:間違い探し
「間違い探し」とは、OCR リーダーでOCR処理された認識結果を修正するためのプログラムです。同じ文字であると 認識された文字同士を集めて1つの画面に一括で表示します。誤認識を集中して見つけ出せるため 、高い精度のデータを作ることができます。
「間違い探し」のプロセス
チェック機能2:論理チェック
任意の条件に従ってエラーチェックを行い、わかりやすく色付きで表示します。
論理チェックの一例
- リジェクト・・・リジェクト(誤認識の可能性が高い箇所)を検出し、色付きで表示します。
- シングルアンサーチェック・・・選択肢を1つだけ選ぶ設問で2つ以上選択していた場合、エラーとして色付きで表示します。
- 回答必須チェック・・・回答必須の項目が空欄だった場合、エラーとして色付きで表示します。
- マスターチェック・・・マスターに登録されているコードに対応した項目を自動で表示します。マスターに登録されていないコードを入力されると色付きで表示します。
- 計算エラーチェック・・・数量を自動計算し、計算ミスがある場合はエラーとして色付きで表示します。
画像管理
「画像管理」は、は、OCR処理・修正作業後 の画像の管理・検索・印刷・削除を行うプログラムです。 OCR処理後の画像に関する情報はデータベースに記録されます。
複数のクライアントで作業をした結果を、一括で出力することができます。
出力可能なファイル形式
- CSV(.csv)
- テキスト形式(.txt)
オプション機能
OCR
AI-OCR
オンプレミスのAI-OCRを使用します。従来のOCRと組み合わせての導入も可能です。
FAX画像補正
FAXで受信した画像データに対してOCR処理します。
非定型-OCR
様々なレイアウトの用紙に対してOCR処理します。
用紙の種類
動作環境
CPU | 構成により要御相談 |
---|---|
OS | Windows 10、Windows Server 2016 各日本語版 |
メモリ | OCRの処理量による |
HDD | |
ディスプレイ | 1280×1024ピクセル以上 |